小さな魔法の手

8歳男子の折り紙作品集

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

おばけ探検隊

 小学一年生の息子・ももの筆箱のなかに小さくきちんとたたまれた折り紙。何度も折り畳んだシワがいかにも大切そ~な感じをかもしている。
「これね、おばけの設計図なんだよ。学校にね、セロテープおばけとか、ほうきおばけとか、ロッカーおばけがいてね。ロッカーおばけは血の痕がおばけになったの」
 ひつ~。
「それでね、あ~ちゃんと休み時間になるとおばけ探検にでかけるんだ」
 仲良しの女の子と学校でであったおばけを折り紙にかきとめているらしい。それにしてもなかなか目つきのこわいおばけがそろっている。しかも、ぜんぶ一筆書きなので、漂う感じが充分にでている。むむっなかなかの才能と、妙に感心して、「コピーさせて」と申しでると
「だめ、コピーしたらパワーが薄れちゃう。それになくしてもまたかけるからいいんだよ。じゃあ、お母さんにもかいてあげるよ。好きなおばけを6つ選んで。どれがいい?」
 ということになり、いちばんこわいと思うおばけを順に6つ選んだ。話を聞いていると一人ひとりのおばけに歴史とキャラクターがあるからおもしろい。   
 さらさらとかいて、
「はい、6つで100円」
 ひゃあ~。お金とるんだ~。と内心思いながら、
「あっ。ごめんね、お財布に100円ないや」
「じゃあ、15円でいいです」
 いきなり大幅値下げ交渉成立。15円あげると、
「50円と5円でしょ」
 といわれていわれるがままに55円あげるとトイレットペーパーの貯金箱にちゃりん。

 翌朝。
「お母さん、今日はじみ~で目立たない服を着ていきたい」
 と、パジャマから着替えるとき、リクエストがあった。
「わかった、おばけに見つからないようにするんだ」
「ちばうよ。おばけにはもう見つかってるんだよ。ここにあるおばけはみんな見たとおりに書いたの。ほんとうにいるんだもの。そうじゃなくて、探検に行くときに先生や友だちに見つからないようにするんだ」

 雨の朝。
「やった~。今日はこれで休み時間ぜんぶおばけ探検につかえるぞ。晴れると校庭で遊ぶように先生にいわれちゃうからね」
 
 なんでも学校は、つくも神がうじゃうじゃいるらしい。そうだ、70歳の学校だもの。
 仲良しの女の子とのおばけ探検は、なによりも楽しいらしい。いいな。見たいなおばけ。
(2008年11月)


スポンサーサイト

テーマ:育児日記 - ジャンル:育児

ファンタジー | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。